Imitation Of Lifeの情報リテラシー論レポ

カテゴリ: レポート


 スマホの普及とともにテレビを見る若者は極めて少なくなっている。
今回はこのテレビ衰弱と動画メディアの隆盛に関して学んだ。



通勤通学時間の変化

ガラケーのワンセグ機能でニュースを確認▶スマホでYouTubeを見て情報を得る

最近は電車に乗ると、乗客全員がスマホに目を落としているのが当たり前だが、スマホ時代以前人々はどのように時間を潰していたのだろう。

ガラケーでワンセグをみたり本を読んだり音楽を聴いたり景色を楽しんだり、人それぞれ違った過ごし方があったのだろうとしみじみ思う。



YouTubeについて

日本語に直訳すると「あなたのテレビ(ブラウン管)」という名を持つYouTube。
2005年に設立され、2018年で利用者数19億人、日本では6200万人以上が利用しているといわれる。

ユーザーが動画にある広告をクリックすると投稿者に広告収入が支払われる制度の導入により黒字化、成功した理由となった。

広告システムに関してはNHKクローズアップ現代でも特集された⏬
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3309.html

ちなみに、日本人で最もチャンネル登録者数が多いのは、824万人で、はじめしゃちょーらしい…。

 


また、YouTubeで最も登録者数や視聴者数を稼ぎやすいジャンルは、「ゲーム実況」と言われている。

ゲーム実況は人々にウケるというにもかかわらずテレビではあまりゲーム実況を見た事はない。ゲーム実況等のYouTubeで流行しているものをテレビ業界に取り込むことができたら、若者のテレビ離れは解消されるかもしれない。



動画再生サービスでのダウンロードは違法に


著察権法改正が10月1日に施行され、違法にアップロードされた音楽ファイルなどをダウンロードする行為に2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科されることになった。

YouTubeやニコニコ動画等で作者が「ダウンロードOK」とした動画でも、作者の動画が他人の著作物を違法に使用していた場合、ダウンロードする人がそれが違法であることを認識していれば、処罰の対象となるそう。




SNSで発信する動画について


動画は「文字だけ」より「画像だけ」よりも音や動きで瞬時に伝えることができる優れたものであり、各SNSごと好まれる内容が違う。
  
Twitter
▶面白いもの(ウケ)

Instagram
▶素敵なもの(映え)

Facebook
▶共感しやすいもの



また、動画をSNS投稿する際、著察権や肖像権、薬事法等の法律を犯していないかどうか気をつけなくてはならない。


著察権
  • 商用に使用することはNG
  • TVやDVD、映画のアップロードはNG
  • 撮影時の背景で流れている映像や曲もNGの場合あり

肖像権
  • 本人の承認無しの撮影、アップロードはNG
  • 撮影時偶然写りこんだ場合は猶予ありだが、ぼかしをいれるのが常識
  • YouTubeでは投稿後に特定の人物にぼかしをいれることが可能
薬事法
  • 客が感想を述べるためなら動画にアップロードすることも可
  • 店側はビフォーアフター等の動画をアップロードできない

上記の例以外にもSNSで動画利用するときは法律違反していないか注意して利用しなく手はならないと強く思う。

自分が面白いとおもう動画が撮れたとしても、その内容が一線を超えてはいないか、他人を傷つけはしないかより敏感に考え抜かなくてはならない。







担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役 ネットビジネス・アナリスト
 横田秀珠










車のナビやスマホで活用されるGPS。
初めて訪れる場所でも迷わず目的地に行けるので非常に便利なのでぼくもよく利用している。

今回は位置情報特定サービスについて学んだ。



GPS(Global Positioning System)とは


衛星から発信される情報を利用し現在地の緯度経度を計算、特定するシステム。過去米軍で使用されていたもので現在は米国国防総省が運営している。


日本ではなくアメリカが管理していると知っている人は少ないのでは無いだろうか。





スマホで撮影した写真から位置情報が知られる可能性


写真に記録された情報はViewExif(Android版ではExif Viewer)というアプリで確認できる。最近のスマホは賢いので、カメラロールにある写真1つ1つに撮影日時や場所、機材、高度が記録されている。

ブログ等でネット上にアップした画像から簡単に住所を割り出せてしまうのだ。

設定▶プライバシー▶位置情報サービス▶カメラ▶許可しない 

で位置情報オフにしておくと安心。


FacebookやTwitter、Instagramでは投稿時に画像のExif情報は消される仕様になっているのでこれらのSNSに画像アップしていても問題ないかと。





位置情報を利用した便利機能について

Instagramのスポット検索「現在地付近」を選ぶと近くのお店とその口コミが知れて便利。

また、GoogleやYahooでは自分の位置情報を指定、検索結果を位置情報に合わせたものを表示することが出来る。



タクシー配車アプリDIDI


現在地からタクシーを呼ぶ場所を検索▶タクシーを呼ぶ。運転手への連絡も可能▶目的地へ▶決済はアプリで

これからのタクシーは停めて利用するものではなく呼んで利用するものに変わっていくかもしれない。


上記のタクシーのサービスだけでなくGPSは様々なかたちで私たちの生活を便利なものにしてくれるだろう。


鍵なしWi-Fiからハッキング

鍵なしWi-Fiは誰でも接続できる。
ハッカー等が悪用のため設置したWi-Fiが街中には存在しており、誤って接続するとパスワードやスマホ内の位置情報や連絡先等の情報が全て筒抜けになってしまう。

鍵なしWi-Fiに無闇に接続しないようにしたいものだ。








最後に、

位置情報は外出時や買い物時に利用すると非常に便利な情報である。が、住所や仕事先といった個人情報として考えると簡単に他人に渡ってはならないものである。

自身の位置情報を無闇にネット上にアップしてはいないか、悪用するような人に渡らないよう日々意識して扱っていかなくてはならないと思う。

そのためにもスマホの機能の特性やアプリの危険性について、ぼくたちは知らなくてはならない。







担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役 ネットビジネス・アナリスト
 横田秀珠


第7回情報リテラシー論

多様な連絡手段とインフラ化



迷惑メールが来る原因と理由

  • 迷惑メールの内容のURLにアクセス
  • ネット掲示板にメアドを登録したり書き込む
  • ショッピングサイトで買い物をしたりメルマガに登録したりする
  • SNSでログインしてつかう占いアプリや診断アプリを利用する
ぼくらがついしてしまう上記の行動等は迷惑メールを送る業者の手にメアドが渡る原因となることがある。

実際入手された大量のメアド情報が販売され、業者が購入していたことがあったようだ。


上記以外にもWeb上にメールアドレスをテキストやHTML、画像で記載すると人工知能が「@」や「.com」をキーに見つけ出して収集されてしまう。

ネット上にメアドを載せる時は迷惑メール対策やフォーム入力等検索避けが必要なのだと知った。

メアドの扱い時気をつけるべきこと

  • 問い合わせをメール受付する時は「メールフォーム」にする。
  • Web上掲載時は「特定電子メールの送信を拒否する」等の旨をアドレス横に表示する。


宣伝メールのメルマガ送信 について


同意を得て広告宣伝メールを送信する時、送信者には以下の5つの表示が義務づけられている。
  1. 本文に送信者の氏名または名称を入れる
  2. 本文に受信拒否通知のためのメールアドレスやURLを入れる
  3. 受信拒否の通知の有無ができる旨
  4. 任意の場所に送信者の住所を表示
  5. 任意の場所に問い合わせを受け付ける連絡先


これに当てはまらない宣伝メールは迷惑メール、当てはまるものは、宣伝メールと認識される。メルマガ配信側となる時には注意したい点だ。


Gmailでは受信者の多くが迷惑メールとして報告したり「迷惑メール」のフォルダに振り分けたりしたことを集計して判断しているそうだ。
この優れたシステムが他のメールサービスやアプリなどで応用できたら良いなぁと思った。




メールの添付ファイルについて

添付ファイルを送る時、ウィルス感染したり、容量が大きすぎてサーバに負担がかかったりして相手が受信出来ないことがある。

メールに添付ファイルは基本しないほうが良いそうだ。容量無制限のオンラインストレージを使ったり、zipファイルにしてサーバ負担を軽減させると良いそうだ。

今後仕事上でデータのやり取りを行う時ファイルの扱い方の注意を覚えておきたいと思う。




担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役 ネットビジネス・アナリスト
 横田秀珠


第3回情報リテラシー論
「検索エンジンの変遷と進化」


今回はYahooやGoogleを代表とする検索エンジンの特性や今までとこれからについて学んだ。




 Webサイトの数は19億でピークを迎え減少するかもしれないという。
http://www.internetlivestats.com/total-number-of-websites/
上記のリンクでは世界中のWebサイトの数の変化をまとめている。2018年10月に総Webサイト数は19億でピークを迎え、2019年には17億2000万程に減少、増減を繰り返しているのが現状だ。

ネットを利用してビジネスを行うことが増えている現代日本で、Webサイトには見やすさや使いやすさ、信頼性がますます求められるだろう。また、新しいネットサービスの誕生も期待したいところだ。




 2019年3月時点で世界の検索エンジンのシェアはGoogleが7割を占める。


Google検索エンジンの運営費はアドワーズやアドセンスの広告費による収入である。Googleはいわばネット社会の大きな広告代理店といえる。

検索の精度を高めることで利用者数を増やし、広告費の売上を保っているのだ。この経緯を知るとGoogleの使いやすさやシンプルさに納得である。




日本で利用者がまだまだ多いYahoo!JAPANについて。

Yahooはパソコン初心者が「ホームページに設定する」ことでその利用者数を保ちポータルサイトとして成功したという背景を持っている。

(そういえば僕の小学校のパソコンの授業でもYahooキッズばかりが使われていたなぁ…)


Yahooは人が審査してカテゴリ分けを手動で行っていたディレクトリ検索サービスである。

時代の流れと共にお金を払ったサイト程優先して表示するカテゴリ登録システムが生まれ、ユーザーが求める情報を提供できなくなってしまった。カテゴリサービスというYahooの検索エンジン根幹が破綻してしまったのだ。

世界各国でのサービスが終了したYahoo検索エンジンだが、日本ではまだ運用されている。





Yahoo派やGoogle派で派閥が生まれている日本のWeb事情ではあるが、

実は2010年12月から2年間この2社は検索業務が提携していた。YahooとGoogleどちらで検索しても実は検索結果が同じである。


では2社は何が違うのか。


それはYahoo社の関連サービスの存在感にあるといえる。
同様のワードで調べでも、Yahooは知恵袋やneverまとめや画像検索結果などを独自にまとめて表示してくる。ここで好き嫌いが生じるようだ。


Googleの話に戻るが、現在リンクの共有方法が多様化し、SEO対策がしにくくなっていることが問題となりつつある。


SEO対策とは「検索エンジン最適化」の意で、キーワード検索の際に表示する順位を決める方法である。

それがFacebookやTwitterなど多様なサービスから行われるリンクの貼り付けにより困難になっているのだ。




僕らにとって友人たちとリンクを利用した情報共有はじまる当たり前になっているように、分からないことは瞬時にスマホで調べるように、僕らのコミュニケーション方法や記憶方法は変質化してきた。
 「世界コミュニケーションの日」ローマ法王ベネディクト16世は検索エンジンやソーシャルネットワークの多用に関して、「より深く理解し合うために「沈黙」を大切にしよう」と黙考の重要さを述べた。







インターネットの隆盛に伴い大きく変容してしまった僕ら人間の関わり合いについて、立ち止まって見つめ直す必要があるのではないだろうかとふと考える。ネット上の言葉のみの交流には互いの「表情」や「声の抑揚」は含まれていない。だからこそ時間をかけて関係を育んだり、相手の心をいっそう考えて発言するべきである。また、知識は検索エンジンで瞬時に単語を調べるだけで得るものではないと気づき、熟考の後に検索エンジンを利用したりするべきだと考える。

インターネットの使い方を見直すことで人間はより良い生活、平和という真理を得るのではないだろうか。








担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役 ネットビジネス・アナリスト
 横田秀珠

第2回情報リテラシー論
インターネット概論と歴史」





インターネットがいつどのように誕生しどう変化してきたか、今後どうなっていくのかということを学んだ。





インターネットが誕生したのは
1993年。

僕が生まれる8年程前。意外と最近のことだなぁ…と思うとともに固定電話ポケベルガラケー世代と、生まれた瞬間からネットが身近なものだった僕らの世代との間にジェネレーションギャップが存在してしまうのは当然のことなのだな等と考える。


国によって主に使用されるSNSは違うようだ。日本で大人気の青い鳥、Twitterは世界中でも人気なのかとおもいきや国外ではそうでもない様子。
 
ユーザー数でみてみると…
Facebook 24億人
Instagram 10億人
Twitter    3.3億人
Pinterest 2.5億人



僕にはFacebookを利用している友人は片手で数える程しかいない…が、世界規模でみるとこんなに多くの人がFacebookを利用しているのだ。




また、2005年にGoogleは300年後にはこの世界にある全ての情報をデータ化し、検索可能にできると発表した。しかしその5年後断念した。何故か?

その理由はFacebookを代表とするSNSにある。SNSのユーザー数が激増したことで、ネット上に溢れた個人の行動はデジタルに変換できなかったのだ。誰がいつどこでどんなことをしてどんな仕草をしたかは流石のGoogleでもインデックス化不能だった。(逆に可能だったら末恐ろしいけれどネ)






人と人がSNSで繋がりをもつことは当たり前となった。モノとモノとはどうだろう。IoT(Internet of Things)は製品がインターネットに接続し情報交換することで相互に制御する仕組み、またはそれによる社会の実現を指す語である。

無線充電や人工知能が現実化し、今後はスマホ以外の製品がインターネットに接続することが当たり前となりもっと便利で早い時代になるかもしれない。











江戸時代の人間が一生の中で得る情報をたった1日で受け取ることができる現代社会。

情報が裁ききれなくなった社会で僕ら人間が成すべきことは何かと考える。


 デザイナーを志す者として、僕はインターネットの特性やサービスを理解し利用したいと思うとともに科学万能主義の夢を盲信し過ぎる危険性も考慮して今後を生きていきたいと強く思う。




数百年数千年後の人間たちは手足が退化し脳だけぷかぷかと硝子の容器の中で浮かぶ存在となり、ネットの海を往くのかもしれないという恐ろしい妄想を浮かべつつ、今回のレポートはおわりにする。



担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役 ネットビジネス・アナリスト 横田秀珠



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